スイスのプロジェクト、経済産業省とNEDOが主催する「ワールドロボットサミット」に参加


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Local news, 22.10.2018

スイス発の「サイバスロン」が、在日スイス大使館・科学技術部の支援を受けて、経済産業省とNEDO主催の「ワールドロボットサミット」に参加しました。

左より: Lukas Jäger (Head of Competition & Partnerships, Cybathlon), ユリア・グシニナ・パロ大使夫人, Florian Hauser (Team HSR Enhanced's Pilot), ジャン=フランソワ・パロ大使, Anni Kern (Head of Strategy, Finances & Teams, Cybathlon) ©HSR Rapperswil, Claudia Troger

10月17日から21日まで、東京ビッグサイトにて「ワールドロボットサミット」が開催されました。経済産業省(METI)と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催する同サミットは、ロボットと関連技術に焦点を当て、この急速に発展する分野の未来の姿を発信するものです。

スイスからは日常生活に役立つ先端技術を生かした補助器具の開発促進とともに、障がいのある人々のソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)も目指すスイス連邦工科大学チューリヒ(ETH Zurich)発のプロジェクト「サイバスロン」が参加し、車いすが階段を昇降する実演を披露しました。

さらに、日常生活に役立つ技術を促進するというサイバスロンの目標が強調するため、実際の居住空間の雰囲気を演出したブースが、在日スイス大使館・科学技術部によって用意されました。

来日したサイバスロン組織委員会のメンバーと、ラッパースビル応用科学大学チームHSRエンハンスドは、これらの実演とブーススペースで、様々な国々の訪問者に、プロジェクトを紹介することができました。技術革新を推進するだけでなく、障がいのある人々のソーシャル・インクルージョンをも目指すサイバスロンは、世界各国の多くの人々の注目を集めました。

サイバスロンは、「パイロット」と呼ばれる障がいのある競技者とエンジニアがチームとなり、日常生活での課題を想定したコースを先端技術の力を借り、乗り越えていくレースです。

クリスチアン・ベルメス教授率いるラッパースビル応用科学大学のチームHSRエンハンスドは、2016年チューリヒにて開催された第1回サイバスロンの6つの競技の一つである電動車いすレースの優勝チーム。今回のワールドロボットサミットには、ベルメス教授とエンジニアのチームおよびパイロットのフロリアン・ハウザーが参加しました。

10月18日には、 ジャン=フランソワ・パロ駐日スイス大使がブースを訪れ、パイロットが、チームの開発する電動車いすを駆使し、階段を昇降する実演を視察しました。実演に引き続き、大使はフロリアン・ハウザー、ベルメス教授、サイバスロン組織委員会のルーカス・イエーガー、川田テクノロジーズの川田忠裕代表取締役社長、在日スイス大使館のトーマス・マイヤー科学技術部長と展示内のテーブルを囲み、語り合いました。

ワールドロボットサミット開会前日の10月16日には、在日スイス大使館・科学技術部と日本アイ・ビー・エム共催の「共生社会へのダイアローグ 日本とスイス」が、聖心女子大学ブリット記念ホールにて開催されました。同イベントには、こうした取り組みに深い関心を持つ多くの聴衆が集まり、興味深いディスカッションが活発に行われました。

同イベントの後、登壇者や来日者らはパロ大使により、スイス大使公邸に招かれ、引き続き、意見や情報を交換する楽しい夕べを過ごしました。日本アイ・ビー・エムの下野雅承取締役副会長のスピーチに引き続き、川崎市市民文化局の原隆担当理事より乾杯のご発声をいただきました。

スイスからのサイバスロン関係者の1週間余りの来日の締めくくりには、在日スイス大使館・科学技術部と慶應義塾大学理工学部共催による技術ワークショップが行われました。同ワークショップは、サイバスロン車いすシリーズ日本2019への参加者に、競技ルールについてよりよく理解する機会とともに、2016年の電動車いすレースの優勝チーム、HSRエンハンスドと意見を交わす場を提供するために、開催されました。日本からシリーズに参加するチームの代表者による技術発表も行われ、一同のモチベーションはますます高まりました。

チームHSR エンハンスド(2016年の電動車いすレースの優勝チーム) 左より: Florian Hauser (Pilot), Sergio Miracco (Project Engineer), Christian Bermes (Project Responsible), Raphael Schröder (Project Engineer) ©HSR Rapperswil, Claudia Troger