大使が熊本を訪問

Local news, 12.03.2017

ジャン=フランソワ・パロ大使は、昨年4月に起きた地震の被災地の復興状況を視察し、被災地の観光振興策を考えるために、岸田文雄外相率いる駐日外交団とともに熊本を訪れました。

熊本城の前で県の人気マスコット「くまモン」に会う駐日外交団一行

昨年4月14日から16日にかけて、熊本はマグニチュード7.3を含む大地震に連続して襲われました。この地震のため、全壊8,000戸を含む17万戸以上が被災しました。

被災地の復興状況を知るためにジャン=フランソワ・パロ大使は、岸田文雄外相率いる駐日外交団に加わって、3月12日に熊本を訪れました。熊本を訪れる観光客の出身国のうち、主な10か国の大使がこの駐日外交団に参加しました。一行は午前中に草村大成・高森町長と面会し、過去11か月間の復興への努力について説明を受けました。その後、地震の被害が最も大きかった益城町の特産品を販売する市場を訪問、西村博則・益城町長との面会後、代表団は被災者と懇談し、市場を覆うテントに被災者へのメッセージを書きました。パロ大使は「速やかな復興に向けての皆さんの努力に、心から敬意を表します」と記しました。

続いて駐日外交団は、蒲島郁夫・熊本県知事や大西一史・熊本市長と昼食をとりながらの意見交換や大きな被害を受けた美しい熊本城の視察を行い、地震とその後の復興に取り組む熊本への観光振興策について議論しました。