「スイス・グランドツアー in Japan」ステーション11:『ジュノー博士、第三の戦士』

Local news, 15.09.2019

ドキュエンタリー映画『ジュノー博士、第三の戦士』のプレミア上映会が、9月12日に東京で、15日には広島で開催されました。

広島でのプレミア上映会の様子 ©在日スイス大使館
広島でのプレミア上映会の様子 ©在日スイス大使館

在日スイス大使館は、広島市、広島県、赤十字国際委員会(ICRC)、日本赤十字社、一般社団法人広島県医師会、ロンバー・オディエ信託株式会社の協力を得ながら、ドキュメンタリー映画『ジュノー博士、第三の戦士』の日本プレミア上映会を9月12日に東京ミッドタウンで、また、9月15日には広島平和記念資料館で開催しました。

『ジュノー博士、第三の戦士』は、原爆投下からわずか1ヶ月後に15トンの医療品を携えて、廃墟と化した広島に赴いたICRC駐日首席代表であったマルセル・ジュノーの人生を描いています。アーカイブ画像を用いながら、現代の人道的活動における課題にも触れています。

上映会では、ジャン=フランソワ・パロ駐日スイス大使、マルセル・ジュノーの息子であるブノワ・ジュノー氏、監督のロマン・ゲラ氏、脚本家ジャン=フランソワ・ベルジェ氏によるスピーチが行われました。東京では、ロンバー・オディエ信託株式会社の代表取締役であるシーマ・バヤット氏による挨拶も行われ、広島では、原爆被爆者である青木賢氏による講演が行われました。東京の上映会には約70名、広島でのスクリーニングには300名以上が参加しました。

広島では、パロ大使は松井一實市長を公式訪問しました。

このイベントは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会向けて、スイスとの深いつながりを持つ日本各地で様々な活動が行われる「スイス・グランドツアー in Japan」の11番目のステーションになります。

「スイス・グランドツアー in Japan」は、イノベーション、ディスカバリー、共生社会を中核としたコミュニケーションキャンペーン「スイスへのとびら」の一環となります。国際赤十字・赤新月社連盟が100周年ならびにジュネーブ条約70周年記念を迎える今年、当大使館は、日本とスイスの両国が行う人道的活動の面での協働に着目します。

ジャン=フランソワ・パロ駐日スイス大使と松井一實広島市長 ©在日スイス大使館
ジャン=フランソワ・パロ駐日スイス大使と松井一實広島市長 ©在日スイス大使館