広島県呉市の造船所でスイスの新造船「ローザンヌ」の引き渡し

Local news, 08.02.2017

スイスの新造船「ローザンヌ」の命名式に、在日スイス大使館領事とスイス・アトランティック社CEOが出席し、祝賀の国歌が演奏されました。

2017年2月8日に、広島県にあるジャパンマリンユナイテッド株式会社の呉事業所において、スイス船籍の新造船「ローザンヌ」が引き渡され、祝賀の国歌演奏と国旗掲揚が行われました。この命名式には、スイス・アトランティック社CEOのエリック・アンドレ氏、在日スイス大使館領事のヤコブ・フェール氏などの来賓が出席しました。

この新造船の引き渡しと時を同じくして、海運会社スイス・アトランティック社も創立75周年を迎えることとなりました。同社はローザンヌ近郊ルナンに本社があり、自社名義に加えて、オセアナ・シッピング社の業務も行っています。

新造船「ローザンヌ」は、ジャパンマリンユナイテッド株式会社がスイス・アトランティック社のために建造した今年2隻目の船であり、1隻目の「サン・セルグ」は既に2017年1月に引き渡されています。

「ローザンヌ」は、全長195メートル、幅32メートル、載貨重量は60,696トン。バルクキャリアとして、穀物、石炭、鉄鉱石などの貨物を輸送します。セルゲイ・リャブチェンコ船長の下、21人の船員が乗船予定。バングラデシュ向け穀物の積み込みのため、カナダに航行するのが「ローザンヌ」の処女航海となります。