南海電気鉄道とモントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道      姉妹鉄道協定締結

Local news, 24.10.2017

南海電気鉄道とモントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道の姉妹鉄道提携が新たに加わって、スイス・日本間の姉妹鉄道は4つになりました。

©在日スイス大使館 COPYRIGHT

2017年10月24日、南海電気鉄道とモントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道(MOB)は、姉妹鉄道協定を締結しました。調印式にはジャン=フランソワ・パロ駐日スイス大使、両鉄道会社の代表者、メディア、この特別な提携に当初から関与してきたすべての関係者が出席しました。

MOBはスイスで最も人気のある観光地の一つであるレマン湖の畔にあるモントルー市郊外に拠点を置き、美しい田園地帯を走る観光列車「ゴールデンパス・ライン」を運行しています。南海電鉄は大阪から南に向けて運行しており、和歌山や関西国際空港を結んでいます。

両社には多くの共通点があります。険しい山岳地帯を走行していること、スイスのラヴォー地区のブドウ畑や南海沿線の高野山など風光明媚な世界文化遺産に触れる機会を乗客に提供していることなどです。両社は今回の姉妹鉄道提携を通じて、それぞれの地域を訪れる観光客を増やし、さらに多くの外国人観光客を受け入れるために沿線開発を行うことを目指しています。

南海電気鉄道株式会社取締役社長・遠北光彦氏とMOB社長ジョージ・オベルソン氏は共にこの新たなパートナーシップにかける熱意を表明し、あらゆる分野において両国の更なる協力が進むよう大いに期待しています。

スイスと日本の間では、他に大井川鐵道とブリエンツ・ロートホルン鉄道、箱根登山鉄道とレーティッシュ鉄道、富士急行とマッターホルン・ゴッタルド鉄道が姉妹鉄道協定を結んでいます。