2020年東京オリンピックに向け福島市と大山崎町でスイス関連イベントが盛況の内に終了

Local news, 23.09.2017

スイスとの絆を深めるため、9月23日に福島市でウィリアム・テルのレリーフが披露され、その翌日は大山崎町でスイスフェア2017が開催されました。

斎藤氏、小林市長、内堀知事、パロ大使、渡邊教授と夫人 ©福島市役所秘書課

9月23日、福島市のふくしまスカイパークで行われた「スーパー・スカイアグリ2017」開会式でウィリアム・テルのレリーフを披露するために、ジャン=フランソワ・パロ駐日スイス大使が招待され、福島県の内堀雅雄知事、福島市の小林香市長、レリーフの制作者である渡邊晃一教授、フェスティバル主催者斎藤喜章氏と共に除幕式を行いました。

パロ大使は挨拶の中で次のように述べました。「ウィリアム・テルは自由と正義のための戦いの象徴です。彼は自由の戦士として称えられています。しかしウィリアム・テルの伝説には劇的なエピソードもあり、そこでは我々の英雄は、帝国の執行官ゲスラーに捕らえられてキュスナハト城に向かう途中で、ウーリ湖のほとりで大嵐から生き延び、自然災害と予期された囚われの生活の両方から何とか逃れることができました。福島そして東北地方の勇気ある皆さんはウィリアム・テルのように自然災害から立ち直る力や、困難を乗り越え、自由と繁栄の未来に向けて戦う能力を示してきました。私は本日のウィリアム・テルのレリーフ除幕式を皆さんの勇気と決意に対する賞賛の証と捉えています。私は皆さんに敬意を表するとともに、皆さんの賞賛すべきご尽力がすべて実を結ぶことを心から願います。」

9月24日には大山崎町の山本圭一町長の招待を受け、パロ大使は第2回大山崎町スイスフェアに出席しました。数々の文化プログラムの一つとして、才能あふれるスイスのアルプホルン奏者リザ・シュトルさんと、日本人ヨーデル歌手伊藤啓子さん率いるアムスレ・クヴァンテットが演奏し、好評を博しました。

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、ホストタウン事業が行われており、スイスのパートナーは福島市と大山崎町です。同事業のおかげで、日本の自治体と外国との相互理解や相互協力を強化する貴重な機会が生まれています。

山本町長、リザ・シュトルさん、パロ大使、伊藤啓子さん ©在日スイス大使館