東京で「スイス・デザイン・ストーリーズ」刊行記念イベント開催

Local news, 05.03.2018

この限定版の書籍はデザインと建築の分野における日本とスイスの深いつながりを取り上げています。

©swiss design stories

在日スイス大使館の長期プロジェクトである「スイス・デザイン・ストーリーズ」が、2018年3月5日に東京・六本木のアクシスギャラリーで披露されました。長く待ち望まれた本イベントには、純粋にデザインや建築に関心を持つ人から専門家まで100名を超えるゲストが集まりました。

スイス大使館公使のピーター・ネルソンが日本語で歓迎の挨拶を行い、この書籍の目的は、ル・コルビジェやヨゼフ・ミューラー=ブロックマンら伝説的な人物と日本の仲間との知られざる交流の物語を通じて、日本とスイスの間の「精神的な距離を縮める」ことにあると紹介しました。挨拶に続いて、「スイス・デザイン・ストーリーズ」企画構成・編集・執筆担当の吉田知哉氏、アートディレクション・デザイン担当の倉嶌隆広氏、執筆担当の長田年伸氏と佐賀一郎氏、さらに建築家の黒川彰氏及び、スイス大使館文化・広報部長のジョナス・プルヴァによる洞察に富むパネルトークが行われました。参加者は、パネリストによる日本・スイス相互の影響や協力に関する解釈、現代デザインや建築史についての視点、またこの分野における貴重な個人的経験などを楽しみました。

「スイス・デザイン・ストーリーズ」はUSMモジュラーファニチャー、ブライトリング・ジャパン株式会社、在日スイス商工会議所(SCCIJ)、黒川雅之氏(株式会社K&K)&  黒川彰氏(Sho Kurokawa architects株式会社)、スイス政府観光局の多大なるご支援を受けて、非売品の限定版書籍として2018年2月に出版され、デザイン、クラフトマンシップ、製造業の分野におけるスイスと日本の緊密な友情の物語を明らかにしています。ここでしか読めないインタビュー、文書、記録をまとめた本書は、革新と伝統の双方に焦点を当てながら、デザインという世界地図の上に両国の文化が作り上げている絆に光を当てることを目指しています。

© 在日スイス大使館