奈良県とベルン州が友好提携を樹立して5年ですが、早くも具体的な成果を達成しています。 既に定着している林業分野の協定や青少年交流に加えて、高齢化社会分野での協力の可能性を探るべく、5月9日にベルン州来日団が奈良を訪問し、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)や奈良県総合医療センターなど県内のいくつかの機関を視察、荒井正吾知事を表敬訪問しました 。
今回のベルン州来日団の主な目的は、 高齢者介護政策と高齢者介護分野での技術の活用について意見交換することでした。来日団は、ベルン応用科学大学学長ヘルベルト・ビンッケリ教授を団長に、ベルン州・対外関係特別担当官のトーマス・モーザー博士、公共政策や技術革新の専門家たちで構成されました。
荒井知事主催の夕食会には、ジャン=フランソワ・パロ駐日スイス大使も参加しました。この訪問は、スイスグランドツアーin Japanの4つ目のステーションとなりました。 奈良県・ベルン州友好提携の詳細は、「スイス・グランドツアーin Japan」のウェブサイトでご覧いただけます。
デジタル・マップとイベントにより構成されるこのグランドツアーは、日本各地のスイスとの強いつながりを持つ場所に光を当てます。本マップへはウェブサイト「スイス・グランドツアー in Japan」よりアクセスすることが可能です。また、このグランドツアーは、2020年東京オリンピック・パラリンピックへ向けたスイス大使館のコミュニケーション・キャンペーン「スイスへのとびら」のひとつとして実施されています。