冷戦時代のスイス(1945〜1989)

ローザンヌで開催されたスイス博覧会64のハリネズミの姿をしたパビリオン
ローザンヌにて開催された万博64 © keystone

戦後、内政では社会民主党が入閣し、合議制政府が成立した。1959年から“魔法の法則(マジック・フォーミュラー)”に則り、4大政党が7つの閣僚の席を分け合い、2003年にはその閣僚数分配比率が修正された。

スイスは戦後、好景気を迎えた。工業化の進んだスイスは、20世紀末までに全就労者の4分の3がサービス産業に従事する国となった。この過程で一般的な生活水準は大きく上昇した。労働環境や社会保障はより一層充実し、豊富な商品が供給されるようになった。

開かれた、しかし小さな国民経済のスイスは、外国市場との輸出入に頼らざるをえない。世界的な経済ネットワークとは対照的に、スイスは政治的・軍事的には、冷戦時のみならず、1989年の転換期以降も厳密な中立の立場をとっている。そのため、2002年になってようやく加盟した国際連合(UNO)やいまだ加盟の道は遠い欧州連合(EU)などの超国家的機関における共同作業に関しては課題を抱えている。

Switzerland during the Cold War (1945–1989) (PDF, 41.0 kB, 英語 )