奈良市で第2回スイスセミナー開催

Local news, 24.01.2018

スイスの職業教育訓練制度に焦点を当てた第2回スイスセミナーが、奈良県庁の主催により開催されました。

スイスセミナーで聴衆からの質問に答えるトーマス・マイヤー部長
スイスセミナーで聴衆からの質問に答えるトーマス・マイヤー部長 ©在日スイス大使館

ベルン州との友好提携事業の一環としてスイスから学ぶため、2018年1月24日に県庁主催で開催された第2回スイスセミナーで、スイス大使館科学技術部長トーマス・マイヤーが「スイスの職業教育訓練(VPET)制度」と題して講演を行いました。

マイヤー部長は、まずVPET制度の概要を紹介してから、連邦政府、州政府、民間企業がどのように協力してこの制度を機能させているかについて説明しました。また、VPET制度の利点と労働市場に触れ、現在の、そして将来的に起こりうる課題について聴衆に語りました。マイヤー部長の後には、他国の職業教育訓練制度から日本が何を学べるかについて岡山理科大学キャリア支援センターの寺田盛紀教授が講演を行いました。

セミナーには奈良県の荒井正吾知事をはじめ、県庁とその関係機関、県内自治体などから約110名の出席者がありました。

奈良県は2015年4月にベルン州と友好提携協定を結び、2016年11月にスイスの政治経済制度をテーマに第1回スイスセミナーを開催しています。